「ワサビノキ」の由来
モリンガの驚異的な成長を支えるモリンガの根。モリンガの根はわさびのようなツンとした辛味があり、この風味からモリンガが「ワサビノキ」と呼ばれる由来となりました。
そのまま利用するというよりは、すりおろして使ったり、根のジュースを利用することが多いです。
モリンガの根は非常に高い解毒作用があり、腸内のガスを取り除きおならを減らす効果もあるといわれています。
すりおろしたものはリウマチやシップ、皮膚炎や水疱、壊血病の治療に治療に使われたり、根を煎じたものは傷や潰瘍の消毒薬として用いられます。さらに根のジュースと牛乳を混ぜたものは喘息や腰痛、肝臓や脾臓の肥大、胆石に効果があるといわれています。
高麗人参の数倍の滋養効果
治療薬としての力だけでなく、モリンガの根は生でも食べられます。根は栄養価が高く、高麗人参の数倍の滋養効果や、血圧を下げる作用があるといわれます。
わさびのような辛味があるので、すりおろして刺身につけて食べたり、天ぷらやさまざまな薬膳料理などで味わうこともあります。
さらに根の乾燥粉末はウコン(ターメリック)と同様に、カレーの香辛料として使われます。
根には少量のアルカロイドが含まれているので、1年以内の若い根を使い、根皮はむいてから使うのがよいとされています。
栄養素が豊富なモリンガ。土台となる根も豊富な栄養が含まれているのですね。